私にはどうしても定期的に食べに行きたくなるカレーがあります。
そのカレーが食べられるお店はなんと家から片道1時間半かかります・・・そこまでしてでも食べに行きたい特別なカレーなんです・・・
目次
果ての果ての味「カラバトカリー」
札幌市・南区藤野にあるカレー店・カラバトカリー。
温泉街のある定山渓へ向かう途中にあります。ここから定山渓まで車で20分くらいかな?地下鉄も通っておらず、正直札幌中心部からは結構遠いです。
しかし、平日でもお客さんで賑わっております。
果ての果ての味・・・と言うとなんだか興味をそそられますよね。カラバトカリーでは普段食べてるカレーとは違う一味変わったカレーを食べることができます
3年ほど前に知ったお店なんですけど、それからというもののどうしてもここまで食べに来たくなるんです。
Twitterで自分がどれだけカラバトカリーについて呟いてるか見てみると
予定変更してカラバトカリー食いに行こうかなぁ…んで明るいうちに峠から帰宅しようかなァ…
— ぱつこ (Ptk)@青緑クロスカブ (@ptk_08) 2016年5月22日
カラバトカリー禁断症状
— ぱつこ (Ptk)@青緑クロスカブ (@ptk_08) 2016年9月12日
今日も今日とてカラバトカリーが食いたい
— ぱつこ (Ptk)@青緑クロスカブ (@ptk_08) 2017年7月12日
バイクを預ける前にカラバトカリーを食べなければ死ぬ
— ぱつこ (Ptk)@青緑クロスカブ (@ptk_08) 2017年10月16日
や、やばいやつ・・・(実際はもっと呟いてる)
さて、この「カラバトカリー」が何者なのか、どんなお店なのか、紹介したいと思います。
カラバトカリーにはメニューが一種類しかありません
店にはメニュー表がなく、壁に金額が書いた紙だけ貼ってあります。
メニューはなんとこのカレー1種類のみです。
最初にサラダ、次にカレー、食後にチャイ。これがカラバトカリーで出てくるものの全てです。
選ぶのは量だけです。普通盛り・中盛り・大盛りから選べるので、席に着いたらとりあえず量を言うだけで注文が終わります
お店にいると店員さんの「うち、メニューが1種類しかないんです・・・」の声がよく聞こえて来ます。その1種類が絶品なんです、そのために片道一時間半かけてくるんです・・・!
カラバトカリーの正体は「パキスタンカレー」です
パキスタンカレーってあまり聞きなれないですよね。主な特徴は
・水分を入れない(野菜の水分だけ)
・オイルとスパイスがたっぷり
・トマトがベース(そこまでトマト感は強くない)
・ほぐされた鶏肉が沢山入っている
・生姜が効いてる
と言ったところでしょうか。写真を見てもオイル感がすごいですよね・・・ただし水分を加えていないので旨味がオイルに凝縮されております。
わかりますか?この鶏肉のホロホロ感!カレーと言うより肉料理と言った方が良いかもしれないレベルです。とにかくお肉が柔らかい!!!
とっても旨味が凝縮されているのですが、味付けはどうも塩だけらしいんです。正に肉と野菜とスパイスの旨味が溶け込んだカレーなのです・・・
スパイスと生姜もとても効いております・・・生姜は食べていてすぐ分かるレベルで入ってます
しかし!そこまで辛くはありません。普段中辛までしか食べられない〜〜、なんて人でも安心して食べられるレベルです。
そしてご飯なんですけど、びっくりするほどふっくらしていて美味しいんです!!!
カレー屋のご飯があまり美味しくない・・・なんて事もちらほらあるのですが、カラバトカリーのご飯はカレーを引き立てる美味しさです。むしろどこのお米か気になる
マジでこのカレーとサラダだけを食べにいくお店です
・・・そうです。先ほども書いた通り注文できるのはこのカレーのみです
わざわざ遠くてめんどくさい場所にあるはずのこのお店に何度もなんども足を運ぶのはこのカレーが食べたくて仕方ないからです。
全然違う方向に居るのに「あ、カラバトカリー食べに行こう」なんて思い立って2時間ちょっとバイクを走らせた事だってあります
一緒に出てくるサラダも独特で美味しい
サラダ・・・と言うより、浅漬けに近い気がするんですよね。
キャベツや人参、きゅうりなどの野菜に春雨とキクラゲが入っています。味付けは塩とコショウと酢とオイルかな?(多分)
これがまあなんとも絶妙で美味しいんです。野菜のパリパリした食感に春雨とキクラゲがアクセントになっており、カレーを食べた後の口をさっぱりさせてくれます。
あまりにも美味しいので最初に食べきってしまう事もしばしば・・
ちなみに、このサラダとカレーはテイクアウトもできます。カレーはパンにつけてもめちゃくちゃ美味しかったです。次はサラダをテイクアウトしてみようかな・・・家でも食べたいな・・・
食後には温かくて美味しいチャイが出てきます
シナモンやカルダモン・クローブ等が入っているスパイシーなミルクティー・チャイです
私、昔はあまりチャイって好きじゃなかったんですよね。それがここに来るようになってから自分でも作って飲むようになりました。
なんだかホッとする味なんですよね。夏でもホットで出てきますが、それが良いんです。生姜で温まった体を保温してくれてるような、そんな気分になります。
何度も食べたくなる「果ての味」カラバトカリー
今日も今日とてカラバトカリーがうまい pic.twitter.com/RpRKO1UdXW
— ぱつこ (Ptk)@青緑クロスカブ (@ptk_08) 2017年7月27日
果ての味、と言うのはパキスタンの味という事だったんですね。どうやらマスターがパキスタンに住んでいた頃の友人に教わって作ったのがこのカレーだったそうで。
カラバトカリー自体、札幌の果てにあるので本当に果ての味ですね・・・ここまで辿り着くのに結構苦労します。公共交通機関じゃ来れないし車でも大変だし
でも、ここまで足を運ぶ価値は確実にあります。
私がいつも座るカウンター席にあるミニカー達
この間もバイクでカラバトカリーへ行きました。往復3時間、このカレーを食べるためだけに札幌の南区までバイクを走らせました。外気温は13度・・・寒かった・・・
<pけど、食べるとそんな事も忘れてしまうんですよね。これは魔のカレーである
札幌方面にお越しの際はぜひ車で南区の藤野まで行ってみてください。本当に遠いので「店は知ってるけど行った事ないんだよね・・・」なんて札幌民も多いですがもったいないです。ぜひ行ってください。
行けば絶対に「ここまで来てよかった・・・」と思えるカレーに出会えますよ。ぜひ果ての味を食べに行ってみてください!
カラバトカリー
住所:〒061-2282 北海道札幌市南区藤野二条12-6-1
営業時間:11:30~21:00 定休日:水曜・第一日曜
最寄りのバス停:簾舞団地 (じょうてつバス)
食べたいけど北海道まで行けません、と言う方に朗報です
実はカラバトカリーのマスターは二代目の方らしいんです。一代目の方は横浜でサリサリカリーというお店をやっておられます。
つまり、この味が関東でも食べられるんです。
メニューはカラバトカリーと一緒なので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。少なくとも札幌よりは果てじゃない場所にあるはず(モヤモヤさま〜ずにお店が出てた気がする)
サリサリカリー:一部の人に理解されるパキスタンカリー – ホームページ
ホームページのインパクトがすごい・・・